乳白色の豚骨スープ

豚骨スープ博多ラーメンにかかせないものといえば、こってりとした豚骨スープです。乳白色に濁ったスープは豚のうま味が凝縮されており、その濃厚さが好きという方も多いのではないでしょうか。しかし、そのような豚骨スープの起こりは、実は博多ではなく久留米。さらに、豚生まれたきっかけは思わぬアクシデントだったのです。

当初の豚骨スープは、まだ現在のような乳白色ではなく透明なスープでした。ではどうして今のような豚骨スープに変わってしまったかというと、初めに豚骨スープを考案した久留米のラーメン屋台が、スープを煮立て過ぎてしまったことが事の始まりです。火にかけ過ぎたスープは、透明さを失い濁ってしまいます。当時、その味は全く未知のものでしたが、偶然にもそのこってりとしたそのスープを捨てずに味見してみると、非常においしいスープだということが発覚したのです。こうして今の豚骨スープが生まれました。

久留米で生まれた豚骨ラーメンは、屋台を訪れていた客から徐々に広まり、豚骨ラーメンの店を開業する店が増えていきました。その広まりは久留米から熊本へ、そして福岡県でも博多へと定着していったのです。また、久留米と博多ではスープの濃さに違いがあります。ぜひ一度食べてみて、味比べしてみてください。

おかわりの「替え玉」

ラーメンはお店によって、山盛りが通常である場合があります。また、ラーメン屋で普通盛りから大盛りへ変更する方も多くいるでしょう。しかし、博多ラーメン屋には大盛りメニューを行っている店がほとんどありません。それは博多ラーメン独特の「替え玉」というルールがあるからです。

替え玉替え玉とは、ラーメン一杯を食べ終わった後に麺だけを追加することです。博多ラーメンではこれが当たり前になっています。特徴的な極細麺は茹で時間が短いというメリットがありますが、一方でのびるのが早いというデメリットも。細いが故の弱点をカバーするアイデアが、この替え玉なのです。また、スープは一杯分で麺だけを追加注文することができるため、ラーメンを2杯、3杯食べるよりもお得に。安い価格で満腹になるまで食べてほしいというラーメン屋の心意気が垣間見られるのです。

替え玉していくにつれて、スープが薄まってしまうのではないかという心配した方もいらっしゃるでしょう。しかし、その点に関しては何の問題もありません。博多ラーメンのお店では、替え玉のためにスープを濃いめに作っているところがあります。もしくは、店内にスープのタレが常備。好きなタイミングで好きな濃度に調整できるのも、ちょっとした配慮です。

ストレートの極細麺

ストレートの極細麺博多ラーメンの大きな特徴といえば、ストレートの極細麺です。麺にも極太やちぢれなど様々種類はありますが、細麺好きの方には博多ラーメンがたまらないのではないでしょうか。大きな特徴となる極細麺ですが、生まれたきっかけは発祥当時の客層にありました。

元々博多ラーメンは、魚市場のあった長浜で出されていたラーメンです。そして当時、博多ラーメンを食べていたのは魚市場の関係者。そこで、市場関係の人はセリの合間など短い時間で食事をしていたため、ラーメンの麺も客のニーズに合うように変化を遂げました。素早くラーメンを提供するには、短時間でさっと茹で上がる麺でなければなりません。その状況に適していたのが、今の極細麺。極細麺は茹で時間が短い上に、素早く食べることもできます。このような特性が地元の人々に愛され、今もまだなお続いているのです。

また、今で言う博多ラーメンと長浜ラーメンはほとんど同じものを指しますが、麺に微妙な違いがあります。麺の細さから見ると、実は長浜ラーメンの方が細い傾向にあるのです。しかしその差異は小さいもので、現在では区別がつかないものがほとんど。そこまで気にする必要もありません。博多へ出向いた際は、ぜひ食べ比べてみてはいかがでしょうか。ちなみに、愛知で博多ラーメン店を構えているところがあり、超極細麺を毎日博多から取り寄せしています。博多まで遠方という方は、愛知にある博多ラーメン店を訪ねてみてはいかがでしょうか。

博多ラーメンの特徴

九州といえば久留米ラーメンや熊本ラーメンなど、名物ラーメンがいくつか存在しています。どれも非常に人気の高いラーメンで、九州へ出向いた際には必ず食べるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。その中の一つである博多ラーメンは、全国に名を馳せるラーメンであり、よく知られています。さらには、博多ラーメン独自の特徴がラーメン業界に衝撃を与えました。

博多ラーメン博多ラーメンとなる要素は、乳白色の豚骨スープとストレートの極細麺です。九州の名立たるラーメンは基本的に豚骨スープがメインですが、それぞれ微妙な違いがあります。濃さは久留米ラーメンよりも薄めなので、より万人に受け入れられやすい味と言えるでしょう。また、特徴の一つである極細麺は客のニーズから生まれたもの。麺が素早く茹で上がるため提供までの時間が早く、急いでいる方でも手早く食べることができるのです。そして、博多ラーメンで忘れてはならないのが替え玉というスタイル。スープはそのままに、麺だけをおかわりするという斬新なアイデアで、麺が伸びるのを防ぎます。美味しい状態のラーメンを安い値段でたくさん食べられるというのも、博多ラーメンが愛されてきた理由かもしれません。

このように、博多ラーメンの歴史を遡ると、そこには面白いルーツが隠されているのです。そこで当サイトでは、博多ラーメンの特徴について起源から詳しくご紹介。博多ラーメンの魅力を改めて押さえておきましょう。